せっかちエピソード #5|Wギャル編:上映時間は敗北と快楽で埋まっていく

本作は「羞恥/支配/ネット配信による暴露/逆転と再起」を扱うフィクションです。刺激の強いテーマが苦手な方は閲覧をお控えください。


平日の深夜。終電が近くなるころ、映画館はほとんど貸し切りになる。

会社でミスして怒られても、飲み会で隅にいても、ここに来れば“何者でもない自分”を忘れられる。――光琉は、そうやって息をしていた。

その夜までは。

扉が軋んで、ヒールの音が闇に線を引いた。香りが先に届く。視界の端が、派手な色味で染まる。

隣の席に、ギャルが座った。

「ねぇ、“映画様に集中したい人”?そんなに集中したいなら、もっと端の席とか取れば〜?」

翼(つばさ)と名乗ったその子は、声も距離感も、やけに近い。光琉は笑ってやり過ごすつもりだったのに、視線の動きも、呼吸の乱れも、全部見抜かれていく。

「君って、童貞でしょ。今の反応で確信した。」

図星だった。初対面の相手に“弱いところ”だけを指でつままれた気分で、言い返す言葉が見つからない。

そして翼は、悪戯みたいに囁いた。

「ヒマなんだよね〜。だから――ちょっと遊ばない?」

第2章|“雑魚リアルシネマ”が始まる

翌週も、翌々週も。翼は同じ時間に光琉を呼び出した。

断れば終わる――はずなのに、終わらない。恐怖と羞恥と、どうしようもない興奮が絡まり合って、足が勝手に動いてしまう。

やがて翼は、軽いノリで言った。

「この前の、配信したらバズっちゃって〜。顔は隠してあるから大丈夫!」

大丈夫なわけがない。光琉の“人生”が、笑いのネタとして流れている。

翌日、会社に呼び出された。事実確認。自宅待機。処分は未定。胸の奥が冷えていく。

第3章|せっかちサロンとの出会い

夜。スマホを眺めていた光琉の指が、ある広告で止まる。

「すぐ諦めるクセ」「どうせ自分なんて、と決めつけるクセ」――それはまるで、光琉の心を覗き込む文章だった。

気づけば、予約ボタンを押していた。

サロンで迎えたのは、セラピストのかりん。丁寧で、穏やかで、でも芯のある声。

「一方的な悪意に立ち向かう強さは必要です。では“ドミネーション”を目指し、改善していきましょう。」

光琉は、初めて“味方にされる”感覚を知った。

思うようにいかない日もある。うまくできずに自己嫌悪もする。けれど、かりんの声はいつも同じだった。

「焦らなくて大丈夫。整えていきましょうね。」

第4章|再戦:勝ったはずの夜

数週間後。光琉は、翼からのメッセージを見つめていた。

もう笑われない。もう、弄ばれない。サロンで積み上げたものを確かめたい――そして、いつか逆転してやりたい。

映画館のロビーで翼が笑う。

「来た来た〜。呼んだら来る雑魚くん。え?雑魚じゃない?何イキってるの〜?」

光琉は、今度は目を逸らさなかった。

「……その呼び方、やめてくれませんか。僕はもう、前のままじゃないので。」

勝った――はずだった。

息を整えた、その瞬間。翼が、ふっと言った。

「って、遅いよ〜。時間引き伸ばすの大変だったんだから。」

遅れて入ってきたもう一人のギャル。綾音(あやね)。

翼と綾音は、まるで台本でも読んでいたみたいに流れるように状況を並べ替える。

“逆転したつもりの瞬間に、どん底へ落とす”。

しかも――配信は、もう始まっている。

第5章|Wギャル:上映時間は、敗北で埋まっていく

映画が終わるころ、光琉はボロボロだった。

積み上げた自信は折られ、恥は上塗りされ、配信という“逃げられない証拠”だけが残る。

エピローグ|サロンからのDM

夜道。スマホが震える。通知の送り主は、かりんだった。

「壁にぶつかったということは、そこまで歩いてきた、ということでもあります。これは“卒業失敗”ではありません。“次のトレーニングステージに進んだ”というサインです。」

画面の文字が滲んだ。

負けた。まだ弱い。だけど――悔しいと思えるうちは、きっと何度でも立ち上がれる。

光琉はもう一度、予約ボタンを押した。


用語メモ

  • せっかち:反応が早く出やすい体質・クセのこと
  • ドミネーション:主導権を取り、相手をコントロールする在り方
  • Wギャル:翼&綾音の二人による“落とし込み”構図

登場人物

  • 光琉:映画好きのせっかち、本作の主人公
  •  :エロ配信にハマっているギャル
  • 綾音:翼の友人で同じくギャル

光琉さんのように、”せっかち”が原因で追い詰められてしまう殿方は少なくありません。ただ少し、他の人より感度が良すぎるだけなのに…。

せっかちサロンでは、早く高ぶってしまうクセの整理、呼吸・力の抜き方・意識の置き方の練習、挑発に押し流されない、やさしい境界線の引き方を、サディスティックに見抜きつつも、ちゃんとやさしく整えていきます。

  • 「光琉さんみたいに、弄ばれるだけじゃない自分になりたい」
  • ドミネーションおちんぽになってリベンジしてやりたい」
  • 「射精しやすい自覚があって、人知れず焦っている」

せっかちサロン提唱『ドミネーションおちんぽ』とは?

そう思った殿方は、よかったらせっかちサロンのご紹介ページからカウンセリング内容を覗いてみてくださいね。あなたの“せっかち悲劇”も、支配されるだけの弱点から、上手にコントロールできる敏感さへと少しずつ変えていけますから、ご安心ください。

西園寺すみれ

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